2012年09月14日
2012.9.8-9 立山室堂 雷鳥沢キャンプ
2012年9月8日 雷鳥沢キャンプ初日
山好きの義父を連れて、立山に行ってきた。かつては谷川岳の沢登り専門だった義父も歳を重ね、山への気持ちは変わらないが、おいそれと高山に登れるわけではなくなった。
そんな人にも比較的楽に名山が眺められる場所がある。
新穂高ロープウェイで登る西穂高口駅、駒ヶ岳ロープウェイで登る千畳敷カール、そして今回行った立山室堂だ。
9月7日 仕事あがりで23時、立山にむけて出発。三芳スマートICより、約5時間。4時、北陸自動車道立山ICで降りる。
立山ICから立山駅まで約40分。
4時40分、立山駅着。7日金曜から開催の立山フェスのせいか、この時間でもう空きは少なかった。きっと金曜から登っている人が多かったのだろう。

立山駅から美女平までケーブルカーで約7分。美女平から高原バスで約50分で室堂に着く。チケットは立山駅の窓口で購入する。ケーブルカーと高原バス往復で4190円。この日は窓口が開くのが6時、始発は6時40分。どうせなら一番でチケットを購入したいと思い、5時から並んだ。別に並ばなくてもそれほど待たずにケーブルカーには乗れたが、やはり一番乗りは気持ちよかった。


6時 一番乗りでチケット売り場へ入り、始発のチケットゲット!

6時30分まで荷作りの最終確認をしたり、駅の写真を撮ったりして、ケーブルカー乗り場へ。
なんと!ケーブルカー乗り場改札には長蛇の列。しまった。一番乗りでチケットをゲットしたからと言って、一番乗りでケーブルカーに乗れるわけじゃなかった!呆然。

40分発と言いながら、結局51分(カメラの時計がずれてるのかな?)、混みこみの車内になんとか滑り込む。
このケーブルカーには荷台が連結されており、大きなザックなどはそこに載せる。黒四ダム開削当時には工事物資なども載せたらしい。一方の車両を引き上げるともう一方の車両が降りてくる、釣瓶式のケーブルカー。

7時3分 美女平着。

7時14分 高原バスに乗り換え。
高原バスはハイブリッドの観光バスで、補助席含めだが全員座れる。


途中称名滝などを見ながら、うねうねと曲がりくねった道を上がる。車酔い注意。

高原バスのルート上にはたくさんの草花や池塘があり、その名の通り高原を走る。

途中剱岳が綺麗に見える。

7時59分 室堂着。
正面に見えるのが、雄山、大汝山かな。
じつは密かに、いるかなーと思っていたのだが、前職で富山の物産展で大変お世話になった、富山源七の社長と室堂駅で再開。室堂駅で小さな出店を出し、美味しいお餅と、おこわを販売している。どちらかというと口下手な、もの静かな感じの人。ちなみに源七の会長は背の高い二枚目のおじいちゃんで、黒部ダム側から上がってきた大観峰駅で、茶店を開いている。社長にも大変お世話になった。二人ともすごく清々しい男。気持ちのまっすぐさが、商品に現れている。
富山源七
http://www.gensiti.com/

『立山』はい。確かに。

立山玉殿の清水でキャンプ用の水を汲む。キャンプ場にももちろん水場はあるが、水道水よりいい感じがする。



ほほう。

8時24分 雷鳥沢キャンプ場へ向けて出発。

左手に立山の町が見える。

正面には大日岳と、奥大日岳。

チングルマがたくさん。みんな綿帽子になっていた。



ミクリガ池。池面が静かで景色を綺麗に映していた。

道はずーっと石畳だが、作りが粗いので普通の靴だと歩きづらいと思う。


地獄谷方面への道は閉鎖されていた。ボーボーと音をあげて噴き出す火山ガス。
東日本大震災の頃から、火山ガスの噴出口や、その量が変化して通行止めになってしまったと、火山ガスを検査しているおじさんが教えてくれた。人が高濃度の亜硫酸ガスを吸い込むと、ものの一、二分で意識を失い、死んでしまうらしい。
ここは立山。日本海側のこんな所まで、断層が変化し、マグマや地下水の流れが変わってしまっていたとは。
噴火口の周りに植物はなく、異様な光景だ。

みくりが池温泉にて、立山フェス限定?のジョッキパフェ650円。安くてうまかった。

みくりが池温泉から雷鳥荘まではリンドウ池をぐるっと回って辿り着く。下がって上がる感じで、なかなかこたえる。

血の池。かつて噴火口だった所が池になったもの。酸化鉄を多く含むため、水が赤く見える。

ミヤマリンドウ。

リンドウ池越しの地獄谷。手前のハイマツが赤く変色している。紅葉ではなく、火山ガスの噴出口が変わったために立ち枯れてしまっている。
右上には雷鳥荘。

妻曰く、万里の長城。

雷鳥荘直前の広場にて、本日の幕営地、雷鳥沢キャンプ場が見えた。

雷鳥荘。雷鳥荘の裏手はすぐに地獄谷。
地獄谷側にテラスがあったが、立ち入り禁止になっていた。ここもかなり濃い硫黄の臭いがした。

雷鳥荘を過ぎるとすぐに下り。キャンプ場へ下りる階段。膝にくる。

右奥にキャンプ場。

10時6分 雷鳥沢キャンプ場着。

立山フェス雷鳥沢ブース。石井スポーツ、プリムス、マーモット、ミレーなどがブース展開。物販ではなく、商品に触って知ってもらう事を目的とした出店。

雷鳥沢キャンプ場は柔らかい土の、非常に居心地の良い幕営地だった。ここら辺がいいかな。
お義父さんから、雨が降った時の事を考えて、水はけが良い場所に立てよう、とアドバイス。
とりあえずテントを設営し、シュラフを天日干し。

プリムスのブースでティータイム。ブースの人達ものーんびり。いろんな話をしながら淹れてくれたコーヒーや紅茶を飲む。プリムスの営業氏達がしきりにコーヒーや紅茶や、お茶菓子の味を気にする。聞くと、東京の成城石井でみんなで買い出しをしたので、誰のチョイスが人気があるのか気になっていたらしい。コーヒーも紅茶もお茶菓子も、みんな美味しかった。
また、山の専門家達とちゃんと話ができるほど、自分達の経験値が高まっていたことに気付き、うれしかった。

プリムスで30分ほどウダウダして、11時。腹が減ってきたのでキャンプ場横の雷鳥沢ヒュッテにて昼食。
私は一人、生ビール。我慢できず。



お義父さんはカレー。私は牛丼。妻はうどん。

雲が出てきた。右手前に見える黒い建物は露天風呂。外に丸見えのような作りだが、見えないみたい。


暗雲が立ち込める。ウチのテントはシングルウォールなので雨が降ると飯が作れないし、出入りの時に雨が吹き込むので、テント下に敷くシートとトレッキングポールで簡易タープを作る。
お義父さんをテントに残し、私達はみくりが池温泉で2時から開催の一眼レフ教室へ。その名も
「最新デジイチ持って山に行こう!」
写真家 志水哲也さんによる初めてでも覚えられる最低限の機能設定と構図力を指導する写真教室だった。

キャンプ場から雷鳥荘への階段で、火山ガスに巻き込まれる。目や喉の粘膜を刺激し、ビリビリ痛む。どうやら風が変わったらしい。火山ガスの恐ろしさを思い知った。
途中雨が降ってきた。火山ガスには巻き込まれるわ、雨が降るわ、石畳は滑るわで、テントに帰ろうかとも思ったが、せっかくなのでみくりが池温泉まで行ってみた。すると人集りができていたので行ってみる。
雷鳥だ!妻が走り出す。

初雷鳥。私達もすかさずカメラを向ける。あー!失敗!広角レンズしか持ってない!近くにいる雷鳥も、広角レンズだと遠くに見える。
仕方なく何枚も遠巻き風の写真を撮り、時間になったので最新デジイチ持って山に行こう!教室へ。
すると先生がすごい勢いで10台のEOS kissに望遠レンズを取り付けていた。雷鳥が逃げる前にみんなで撮ろうということらしく、私達は運良く望遠レンズで雷鳥を撮ることができた。







ということで雷鳥。
多分親子の三羽が一生懸命草を食べていた。ちょうど夏毛から冬毛にかわり始める頃。まん丸の体でちょこちょこ歩いて草を啄む姿はほんとうにかわいいー!
子どもだろうか。一匹は動きに無駄が多い気がした。自分の背丈では届かない草花を食べようとして、何度もジャンプしてチャレンジしていた。

しばらく撮影を続けていると、みくりが池の畔に集合になった。そこで参加者の撮影した画像をみんなで回し見ながら角度やピントの勉強会。其々に個性が出ていて面白かった。途中、大粒の雨が降ってきたので、みくりが池温泉の食堂へ場所を変え、しばらく色々な話を聞いた。今回使ったEOSkissは最新モデルで、先生がキャノンから借りてきてくれた。私達は普段EOS60Dを使っているが、kissは機能的には少ないがすごく軽くて使いやすかった。山用のデジイチとしては◎。

勉強会が終わり、テント場に戻る。お義父さんは熟睡中。
昨日から一睡もしていないので頭がクラクラする。それでも少しテント周辺を散策したが、すぐに戻る。

お義母さんが持たせてくれたシャケや、ソウセージをおかずに、アルファ米で夕食。今日は一日お疲れ様でした!カンパーイ!
三人仲良くテント泊。
9月9日 雷鳥沢キャンプ二日目。
5時38分 起床。

少し朝焼け。
雷鳥沢は盆地のようになっているので、朝日は見えないみたい。朝飯はカップラーメンと、昨日の残り。ゆっくり食べて、ゆっくり撤収。

8時25分 室堂バスターミナルへ出発!

キャンプ場から雷鳥荘までの長い登りをゆっくりとあがる。
途中火山ガスがきついところは息が上がらないように特にゆっくりと、しかも止まらずに歩き続ける。

月と飛行機。

帰りはミドリガ池ルートを行く。

室堂山荘裏手に、立山室堂。立山開山からの歴史が展示されて、博物館になっていた。大正時代から変わらぬ佇まい。写真を見ると、山々の形や雪渓の形まで、大正時代となんら変わっていなかった。山はタイムカプセルみたいだ。

11時23分 室堂バスターミナル着。立山フェス室堂会場。


高原バスとケーブルカーを乗り継ぎ。

13時28分 無事立山駅到着。

帰り道滑川市のガソリンスタンドで教えてもらったレストランで遅い昼食。
一つ上の階の銭湯で疲れを癒す。

21時50分 帰宅。お土産の鱒寿しをつつきながら、三人で今回撮った写真を見る。とても幸せな時間。
埼玉県から富山までは5時間半の道程。立山黒部アルペンルートには長野県側、扇沢からも行けるが、立山のほうが首都圏から遠いためか、比較的混雑は少ない気がした。
今回は室堂周辺散歩だったが、立山には大日あり、雄山、大汝、少し行けば剱岳、黒四ダムと、魅力的な箇所が沢山あることに気付いた。長い時間をかけて、一つ一つゆっくり巡りたい。
山好きの義父を連れて、立山に行ってきた。かつては谷川岳の沢登り専門だった義父も歳を重ね、山への気持ちは変わらないが、おいそれと高山に登れるわけではなくなった。
そんな人にも比較的楽に名山が眺められる場所がある。
新穂高ロープウェイで登る西穂高口駅、駒ヶ岳ロープウェイで登る千畳敷カール、そして今回行った立山室堂だ。
9月7日 仕事あがりで23時、立山にむけて出発。三芳スマートICより、約5時間。4時、北陸自動車道立山ICで降りる。
立山ICから立山駅まで約40分。
4時40分、立山駅着。7日金曜から開催の立山フェスのせいか、この時間でもう空きは少なかった。きっと金曜から登っている人が多かったのだろう。

立山駅から美女平までケーブルカーで約7分。美女平から高原バスで約50分で室堂に着く。チケットは立山駅の窓口で購入する。ケーブルカーと高原バス往復で4190円。この日は窓口が開くのが6時、始発は6時40分。どうせなら一番でチケットを購入したいと思い、5時から並んだ。別に並ばなくてもそれほど待たずにケーブルカーには乗れたが、やはり一番乗りは気持ちよかった。


6時 一番乗りでチケット売り場へ入り、始発のチケットゲット!

6時30分まで荷作りの最終確認をしたり、駅の写真を撮ったりして、ケーブルカー乗り場へ。
なんと!ケーブルカー乗り場改札には長蛇の列。しまった。一番乗りでチケットをゲットしたからと言って、一番乗りでケーブルカーに乗れるわけじゃなかった!呆然。

40分発と言いながら、結局51分(カメラの時計がずれてるのかな?)、混みこみの車内になんとか滑り込む。
このケーブルカーには荷台が連結されており、大きなザックなどはそこに載せる。黒四ダム開削当時には工事物資なども載せたらしい。一方の車両を引き上げるともう一方の車両が降りてくる、釣瓶式のケーブルカー。

7時3分 美女平着。

7時14分 高原バスに乗り換え。
高原バスはハイブリッドの観光バスで、補助席含めだが全員座れる。


途中称名滝などを見ながら、うねうねと曲がりくねった道を上がる。車酔い注意。

高原バスのルート上にはたくさんの草花や池塘があり、その名の通り高原を走る。

途中剱岳が綺麗に見える。

7時59分 室堂着。
正面に見えるのが、雄山、大汝山かな。
じつは密かに、いるかなーと思っていたのだが、前職で富山の物産展で大変お世話になった、富山源七の社長と室堂駅で再開。室堂駅で小さな出店を出し、美味しいお餅と、おこわを販売している。どちらかというと口下手な、もの静かな感じの人。ちなみに源七の会長は背の高い二枚目のおじいちゃんで、黒部ダム側から上がってきた大観峰駅で、茶店を開いている。社長にも大変お世話になった。二人ともすごく清々しい男。気持ちのまっすぐさが、商品に現れている。
富山源七
http://www.gensiti.com/

『立山』はい。確かに。

立山玉殿の清水でキャンプ用の水を汲む。キャンプ場にももちろん水場はあるが、水道水よりいい感じがする。



ほほう。

8時24分 雷鳥沢キャンプ場へ向けて出発。

左手に立山の町が見える。

正面には大日岳と、奥大日岳。

チングルマがたくさん。みんな綿帽子になっていた。



ミクリガ池。池面が静かで景色を綺麗に映していた。

道はずーっと石畳だが、作りが粗いので普通の靴だと歩きづらいと思う。


地獄谷方面への道は閉鎖されていた。ボーボーと音をあげて噴き出す火山ガス。
東日本大震災の頃から、火山ガスの噴出口や、その量が変化して通行止めになってしまったと、火山ガスを検査しているおじさんが教えてくれた。人が高濃度の亜硫酸ガスを吸い込むと、ものの一、二分で意識を失い、死んでしまうらしい。
ここは立山。日本海側のこんな所まで、断層が変化し、マグマや地下水の流れが変わってしまっていたとは。
噴火口の周りに植物はなく、異様な光景だ。

みくりが池温泉にて、立山フェス限定?のジョッキパフェ650円。安くてうまかった。

みくりが池温泉から雷鳥荘まではリンドウ池をぐるっと回って辿り着く。下がって上がる感じで、なかなかこたえる。

血の池。かつて噴火口だった所が池になったもの。酸化鉄を多く含むため、水が赤く見える。

ミヤマリンドウ。

リンドウ池越しの地獄谷。手前のハイマツが赤く変色している。紅葉ではなく、火山ガスの噴出口が変わったために立ち枯れてしまっている。
右上には雷鳥荘。

妻曰く、万里の長城。

雷鳥荘直前の広場にて、本日の幕営地、雷鳥沢キャンプ場が見えた。

雷鳥荘。雷鳥荘の裏手はすぐに地獄谷。
地獄谷側にテラスがあったが、立ち入り禁止になっていた。ここもかなり濃い硫黄の臭いがした。

雷鳥荘を過ぎるとすぐに下り。キャンプ場へ下りる階段。膝にくる。

右奥にキャンプ場。

10時6分 雷鳥沢キャンプ場着。

立山フェス雷鳥沢ブース。石井スポーツ、プリムス、マーモット、ミレーなどがブース展開。物販ではなく、商品に触って知ってもらう事を目的とした出店。

雷鳥沢キャンプ場は柔らかい土の、非常に居心地の良い幕営地だった。ここら辺がいいかな。
お義父さんから、雨が降った時の事を考えて、水はけが良い場所に立てよう、とアドバイス。
とりあえずテントを設営し、シュラフを天日干し。

プリムスのブースでティータイム。ブースの人達ものーんびり。いろんな話をしながら淹れてくれたコーヒーや紅茶を飲む。プリムスの営業氏達がしきりにコーヒーや紅茶や、お茶菓子の味を気にする。聞くと、東京の成城石井でみんなで買い出しをしたので、誰のチョイスが人気があるのか気になっていたらしい。コーヒーも紅茶もお茶菓子も、みんな美味しかった。
また、山の専門家達とちゃんと話ができるほど、自分達の経験値が高まっていたことに気付き、うれしかった。

プリムスで30分ほどウダウダして、11時。腹が減ってきたのでキャンプ場横の雷鳥沢ヒュッテにて昼食。
私は一人、生ビール。我慢できず。



お義父さんはカレー。私は牛丼。妻はうどん。

雲が出てきた。右手前に見える黒い建物は露天風呂。外に丸見えのような作りだが、見えないみたい。


暗雲が立ち込める。ウチのテントはシングルウォールなので雨が降ると飯が作れないし、出入りの時に雨が吹き込むので、テント下に敷くシートとトレッキングポールで簡易タープを作る。
お義父さんをテントに残し、私達はみくりが池温泉で2時から開催の一眼レフ教室へ。その名も
「最新デジイチ持って山に行こう!」
写真家 志水哲也さんによる初めてでも覚えられる最低限の機能設定と構図力を指導する写真教室だった。

キャンプ場から雷鳥荘への階段で、火山ガスに巻き込まれる。目や喉の粘膜を刺激し、ビリビリ痛む。どうやら風が変わったらしい。火山ガスの恐ろしさを思い知った。
途中雨が降ってきた。火山ガスには巻き込まれるわ、雨が降るわ、石畳は滑るわで、テントに帰ろうかとも思ったが、せっかくなのでみくりが池温泉まで行ってみた。すると人集りができていたので行ってみる。
雷鳥だ!妻が走り出す。

初雷鳥。私達もすかさずカメラを向ける。あー!失敗!広角レンズしか持ってない!近くにいる雷鳥も、広角レンズだと遠くに見える。
仕方なく何枚も遠巻き風の写真を撮り、時間になったので最新デジイチ持って山に行こう!教室へ。
すると先生がすごい勢いで10台のEOS kissに望遠レンズを取り付けていた。雷鳥が逃げる前にみんなで撮ろうということらしく、私達は運良く望遠レンズで雷鳥を撮ることができた。







ということで雷鳥。
多分親子の三羽が一生懸命草を食べていた。ちょうど夏毛から冬毛にかわり始める頃。まん丸の体でちょこちょこ歩いて草を啄む姿はほんとうにかわいいー!
子どもだろうか。一匹は動きに無駄が多い気がした。自分の背丈では届かない草花を食べようとして、何度もジャンプしてチャレンジしていた。

しばらく撮影を続けていると、みくりが池の畔に集合になった。そこで参加者の撮影した画像をみんなで回し見ながら角度やピントの勉強会。其々に個性が出ていて面白かった。途中、大粒の雨が降ってきたので、みくりが池温泉の食堂へ場所を変え、しばらく色々な話を聞いた。今回使ったEOSkissは最新モデルで、先生がキャノンから借りてきてくれた。私達は普段EOS60Dを使っているが、kissは機能的には少ないがすごく軽くて使いやすかった。山用のデジイチとしては◎。

勉強会が終わり、テント場に戻る。お義父さんは熟睡中。
昨日から一睡もしていないので頭がクラクラする。それでも少しテント周辺を散策したが、すぐに戻る。

お義母さんが持たせてくれたシャケや、ソウセージをおかずに、アルファ米で夕食。今日は一日お疲れ様でした!カンパーイ!
三人仲良くテント泊。
9月9日 雷鳥沢キャンプ二日目。
5時38分 起床。

少し朝焼け。
雷鳥沢は盆地のようになっているので、朝日は見えないみたい。朝飯はカップラーメンと、昨日の残り。ゆっくり食べて、ゆっくり撤収。

8時25分 室堂バスターミナルへ出発!

キャンプ場から雷鳥荘までの長い登りをゆっくりとあがる。
途中火山ガスがきついところは息が上がらないように特にゆっくりと、しかも止まらずに歩き続ける。

月と飛行機。

帰りはミドリガ池ルートを行く。

室堂山荘裏手に、立山室堂。立山開山からの歴史が展示されて、博物館になっていた。大正時代から変わらぬ佇まい。写真を見ると、山々の形や雪渓の形まで、大正時代となんら変わっていなかった。山はタイムカプセルみたいだ。

11時23分 室堂バスターミナル着。立山フェス室堂会場。


高原バスとケーブルカーを乗り継ぎ。

13時28分 無事立山駅到着。

帰り道滑川市のガソリンスタンドで教えてもらったレストランで遅い昼食。
一つ上の階の銭湯で疲れを癒す。

21時50分 帰宅。お土産の鱒寿しをつつきながら、三人で今回撮った写真を見る。とても幸せな時間。
埼玉県から富山までは5時間半の道程。立山黒部アルペンルートには長野県側、扇沢からも行けるが、立山のほうが首都圏から遠いためか、比較的混雑は少ない気がした。
今回は室堂周辺散歩だったが、立山には大日あり、雄山、大汝、少し行けば剱岳、黒四ダムと、魅力的な箇所が沢山あることに気付いた。長い時間をかけて、一つ一つゆっくり巡りたい。
Posted by soranotakamihe at 00:29│Comments(0)
│山
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