2012年05月22日
2011.8.19-21 北アルプス涸沢カール
2011年8月20日 北アルプス涸沢カール
5時30分 起床
霧が立ち込めている。いつ雨になるか。

今朝は涸沢ヒュッテで朝ごはんを。
初めての山小屋ご飯。

鮭、海苔、佃煮、梅干し、沢庵、玉子焼き、煮物、味噌汁、ご飯。
それぞれの量は少ないけど、なんか山小屋っぽくて良い感じ。
おかわりの仕方がわからなくてドギマギしたが、回りの人の様子をみながら、無事おかわりした。
食事を終え、しばらく食堂内を見学。
雰囲気のある食堂。



いろんな歴史があるんだね。
お腹がいっぱいになったので、お花畑に散策に行くことに。
涸沢カールの地図。手描きでいい感じ。
一見道なんかないように見える岩場にも、安全なルートというものがつけられてるんだな、なんて、当たり前のことに少し驚いてみたり。

整備してくれる方々に畏敬の念を覚えながら。

お花畑とザイテングラートを通り、奥穂高へ至るルートを行く。

すごい岩場。転んだらえらいことになるなあ。


チングルマ。花を咲かせていたり、種を抱いていたり、場所によって様々。ちょうど、そういう時期みたい。

所々に雪渓があるんだね。

○のマークから外れないように!

見晴らし台。何も見えない。。

お花畑地帯到着かー?

可憐。

うーむ。





雪渓を渡る。ストックが役に立つ。


雪渓を渡り切ると、穂高から降りてきた団体客と遭遇。霧の中から突然現れた感じ。
急いでもいないので道を譲りながら皆さんに挨拶していると、突然乾いた雷鳴のような音がカールに鳴り響いた。
団体客の山岳ガイドがすかさず、
「落石です!みなさん注意して!」
と叫ぶと同時に上方を注視する。
我々も上を見上げたが、幸い私達のところではなかったみたいだ。
音が聞こえた方角を思わず写真におさめた。かなり長い時間転がり落ちていったようだ。

落石の音を聞き、急に不安になった私達は、涸沢ヒュッテで写したカールの地図をみた。そして自分達が何時の間にかザイテングラートの近くまで来ていたことに気がついた。落石や滑落が多い地帯だ。私たちは十分な装備もなく、技術もない。団体客の皆さんに続いて涸沢小屋まで降りることにした。



群生するチングルマ。

テント場が見えてきた!ホッと一安心。




心に余裕ができ、高山植物を。しっかし可憐だ。
夕方。
今日は年に一度、涸沢が大好きな音楽家達が涸沢ヒュッテに集結して演奏会を開く、涸沢音楽祭の日。今回の大きな目的の一つだ。
標高2000mの山の上でこんなにも素晴らしい音楽祭をひらく関係者の皆さんに心から敬意を表したい。特に今回は悪天候のためヘリが飛ばず、当日荷揚げする予定だった楽器を、ヒュッテの小屋番の方々がボッカしてあげてくれた。

涸沢ヒュッテ代表であり、北アルプス遭対協ヘッドの山口さん。素敵な人。
オーラが違う。

私も大学時代、たった4年間だけだったけれど、音楽に打ち込んだ。
みんなで音楽を楽しむ、それだけのために一生懸命準備して、みんなの思いが一つひとつの音に乗って昇華していく。心が震えて涙が止まらなかった。今考えれば一人でしきりに涙をぬぐって恥ずかしかったけど、この時はどうにもこうにも。隣で妻が心配そうに私を見ていた。

素敵な時間もおひらき。テント場へ戻る。

今日は涸沢小屋で買った弁当やらヒュッテ売店のパンなどをメインに、多少自炊で。

夜の帳。。楽しい一日だった。ぐっすり。
と思いきや、シングルウォールのテントには厳しい大雨と風にしばらく悩まされた。結露なのか、浸透する雨なのか、テントの中は霧雨状態。新しいテントが欲しい。。
続きはまた。
5時30分 起床
霧が立ち込めている。いつ雨になるか。

今朝は涸沢ヒュッテで朝ごはんを。
初めての山小屋ご飯。

鮭、海苔、佃煮、梅干し、沢庵、玉子焼き、煮物、味噌汁、ご飯。
それぞれの量は少ないけど、なんか山小屋っぽくて良い感じ。
おかわりの仕方がわからなくてドギマギしたが、回りの人の様子をみながら、無事おかわりした。
食事を終え、しばらく食堂内を見学。
雰囲気のある食堂。



いろんな歴史があるんだね。
お腹がいっぱいになったので、お花畑に散策に行くことに。
涸沢カールの地図。手描きでいい感じ。
一見道なんかないように見える岩場にも、安全なルートというものがつけられてるんだな、なんて、当たり前のことに少し驚いてみたり。

整備してくれる方々に畏敬の念を覚えながら。

お花畑とザイテングラートを通り、奥穂高へ至るルートを行く。

すごい岩場。転んだらえらいことになるなあ。


チングルマ。花を咲かせていたり、種を抱いていたり、場所によって様々。ちょうど、そういう時期みたい。

所々に雪渓があるんだね。

○のマークから外れないように!

見晴らし台。何も見えない。。

お花畑地帯到着かー?

可憐。

うーむ。





雪渓を渡る。ストックが役に立つ。


雪渓を渡り切ると、穂高から降りてきた団体客と遭遇。霧の中から突然現れた感じ。
急いでもいないので道を譲りながら皆さんに挨拶していると、突然乾いた雷鳴のような音がカールに鳴り響いた。
団体客の山岳ガイドがすかさず、
「落石です!みなさん注意して!」
と叫ぶと同時に上方を注視する。
我々も上を見上げたが、幸い私達のところではなかったみたいだ。
音が聞こえた方角を思わず写真におさめた。かなり長い時間転がり落ちていったようだ。

落石の音を聞き、急に不安になった私達は、涸沢ヒュッテで写したカールの地図をみた。そして自分達が何時の間にかザイテングラートの近くまで来ていたことに気がついた。落石や滑落が多い地帯だ。私たちは十分な装備もなく、技術もない。団体客の皆さんに続いて涸沢小屋まで降りることにした。



群生するチングルマ。

テント場が見えてきた!ホッと一安心。




心に余裕ができ、高山植物を。しっかし可憐だ。
夕方。
今日は年に一度、涸沢が大好きな音楽家達が涸沢ヒュッテに集結して演奏会を開く、涸沢音楽祭の日。今回の大きな目的の一つだ。
標高2000mの山の上でこんなにも素晴らしい音楽祭をひらく関係者の皆さんに心から敬意を表したい。特に今回は悪天候のためヘリが飛ばず、当日荷揚げする予定だった楽器を、ヒュッテの小屋番の方々がボッカしてあげてくれた。

涸沢ヒュッテ代表であり、北アルプス遭対協ヘッドの山口さん。素敵な人。
オーラが違う。

私も大学時代、たった4年間だけだったけれど、音楽に打ち込んだ。
みんなで音楽を楽しむ、それだけのために一生懸命準備して、みんなの思いが一つひとつの音に乗って昇華していく。心が震えて涙が止まらなかった。今考えれば一人でしきりに涙をぬぐって恥ずかしかったけど、この時はどうにもこうにも。隣で妻が心配そうに私を見ていた。

素敵な時間もおひらき。テント場へ戻る。

今日は涸沢小屋で買った弁当やらヒュッテ売店のパンなどをメインに、多少自炊で。

夜の帳。。楽しい一日だった。ぐっすり。
と思いきや、シングルウォールのテントには厳しい大雨と風にしばらく悩まされた。結露なのか、浸透する雨なのか、テントの中は霧雨状態。新しいテントが欲しい。。
続きはまた。
2012年05月18日
2011.8.19-21 北アルプス涸沢カール
2011年8月19日 北アルプス涸沢カール
いやーしかし、水量豊富な沢。

13時20分
涸沢ヒュッテ到着。

初めての涸沢。その壮大なスケールにただただ圧倒される。これまで30年間、この世界を知らずに生きてきたことに、悔しさを感じる。




涸沢に来たら、まずはこれ!と決めていた。涸沢ヒュッテの売店。


これまでの人生で一番うまいビール。
涸沢ヒュッテを、ちょっと探検。
綺麗。


ひと昔前のギア。


酔っ払い。一服。

周辺散歩





岩壁にたつ、涸沢小屋。

涸沢小屋から、ヒュッテ方面。テント場。

涸沢小屋から、大雪渓。

涸沢小屋の売店。

涸沢小屋のおはぎ。うまい。ほんとうにうまい。

私達のテント。黄色いモンベルシングルウォール。最大4人用。お気に入り。

涸沢ヒュッテの、荷揚げ。ヘリ。

夕食の準備。トランギアで。トレッキングには欠かせない相棒。

軽く夕食を食べ、一日目終了。いつのまにか就寝。
続きはまた。
いやーしかし、水量豊富な沢。

13時20分
涸沢ヒュッテ到着。

初めての涸沢。その壮大なスケールにただただ圧倒される。これまで30年間、この世界を知らずに生きてきたことに、悔しさを感じる。




涸沢に来たら、まずはこれ!と決めていた。涸沢ヒュッテの売店。


これまでの人生で一番うまいビール。
涸沢ヒュッテを、ちょっと探検。
綺麗。


ひと昔前のギア。


酔っ払い。一服。

周辺散歩





岩壁にたつ、涸沢小屋。

涸沢小屋から、ヒュッテ方面。テント場。

涸沢小屋から、大雪渓。

涸沢小屋の売店。

涸沢小屋のおはぎ。うまい。ほんとうにうまい。

私達のテント。黄色いモンベルシングルウォール。最大4人用。お気に入り。

涸沢ヒュッテの、荷揚げ。ヘリ。

夕食の準備。トランギアで。トレッキングには欠かせない相棒。

軽く夕食を食べ、一日目終了。いつのまにか就寝。
続きはまた。
2012年05月16日
2011.8.19-21 北アルプス涸沢カール
2011年8月19日北アルプス涸沢カール
4時
めぐみの雨。沢渡の駐車場に到着。
夜明けを待って、上高地行きのバスに乗り換える。


バスと一緒の青いレインウェアが私。
この日は雨だからか、バスは貸切状態。
途中、震災の余震の影響か、崩れて間もない崖が。

上高地バスターミナルに到着すると、意外に大勢の登山客がいた。
皆さんきちんと登山届けを。これ、大事ね。

6時15分
日頃使わない筋肉をうぃーっと伸ばして、いざ出発。
7時25分
明神池着。

バスターミナルから明神池までは、約1時間の道程。平坦な道。
ちょっと休憩して、出発。
8時24分
徳澤に到着。徳澤園でソフトクリームを。

甘いもの、好き。
レインウェアで火照った身体に嬉しい。
8時43分
日本猿の親子に遭遇。


雨の時には、里におりてくるんだそうだ。
9時32分
横尾到着。

トイレ休憩。
ここから右にいけば槍ヶ岳。左に行けば涸沢。
ここから小一時間歩き、本谷橋に到着。
本谷橋の吊り橋を渡ると、本格的な登りが始まる。
11時45分
だいぶ登ってきた。

いつの間にか雨が上がったので、上着と帽子を脱ぐ。
がれ場。誰が動かすわけでもないのに、落石注意。

12時44分
涸沢に近づくと、日が出てきた。山の陽射しは強い。この季節ならではの雪解け水の沢にタオルを浸し、体を拭う。至福のひと時。

13時9分
もうすぐだ。最後の一踏ん張り。

続きはまた。
4時
めぐみの雨。沢渡の駐車場に到着。
夜明けを待って、上高地行きのバスに乗り換える。


バスと一緒の青いレインウェアが私。
この日は雨だからか、バスは貸切状態。
途中、震災の余震の影響か、崩れて間もない崖が。

上高地バスターミナルに到着すると、意外に大勢の登山客がいた。
皆さんきちんと登山届けを。これ、大事ね。

6時15分
日頃使わない筋肉をうぃーっと伸ばして、いざ出発。
7時25分
明神池着。

バスターミナルから明神池までは、約1時間の道程。平坦な道。
ちょっと休憩して、出発。
8時24分
徳澤に到着。徳澤園でソフトクリームを。

甘いもの、好き。
レインウェアで火照った身体に嬉しい。
8時43分
日本猿の親子に遭遇。


雨の時には、里におりてくるんだそうだ。
9時32分
横尾到着。

トイレ休憩。
ここから右にいけば槍ヶ岳。左に行けば涸沢。
ここから小一時間歩き、本谷橋に到着。
本谷橋の吊り橋を渡ると、本格的な登りが始まる。
11時45分
だいぶ登ってきた。

いつの間にか雨が上がったので、上着と帽子を脱ぐ。
がれ場。誰が動かすわけでもないのに、落石注意。

12時44分
涸沢に近づくと、日が出てきた。山の陽射しは強い。この季節ならではの雪解け水の沢にタオルを浸し、体を拭う。至福のひと時。

13時9分
もうすぐだ。最後の一踏ん張り。

続きはまた。